蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第476章 花(華)の屋敷 2-4
耕太の部屋 カズ.サトシ.マサキ.ジュン
耕太「ショウは、そなた達に出逢えた事に感謝していると『 私の受けて来た幸せを。道徳を未来ある子供達にも私が伝えられれば…』申してな。私も子供達の生んだ子供達に、勉学の機会をと考えていたのでね『花屋敷内の敷地に学舎を作ろうか?流石、若い者は頭が柔らかいねぇ。次々て新しい事を思い付く』と変えしたのだ。すると『私一人で形に出来ないかと温めて来た事』…と言ってな『そなたは…何か思い悩む姿を見てこちらから聞かねば話さぬ事が多々ある。そなた達が悲しんでいる』ぞと…あの子の答えは『皆にこれ以上の負担を掛ける訳には行かぬではありませんか…』そう申したのだ…」
ショウ…
ショウ様…
ショウ様…
ジュン「私には、ショウさんのお気持ちが痛い程わかります。非があるのは相手の男なのだからと言われても、私達がした事の事実は消えません。本来なら私達は…花屋敷にて礼儀、礼節を教えて頂いたご恩を返していかねばと考えているのです…あのお方は生まれ付き、人にあのお方の為に何かをしたい。あのお方に付いて行きたい。と思わせる魅力に溢れたお方だと、露程にも思っていない謙虚な方です。本気で貴方方には、働きが遠く及ばぬと…だから甘えるという選択肢がショウさんには無いのだと思います」
マサキ
ジュンさん私もですよ。過分なる幸せを頂いたご恩を返したいという気持ち。 しかしジュンさんが、心のどこかで自分は幸せに慣れてはいけない。と言い聞かせている気がして…貴方は幸せになって良い方なのですよ。私にして差し上げられる事は幸せな人生を生きて頂く為に永遠に愛し抜く事…
カズ
ショウ様…男のした事でこんなにも苦しまれて…お可哀相に。だからこそ貴方様と一緒に幸福になる為に、共に何かを作り上げたりしたいのですよ。貴方の苦しみに寄り添う器の大きな男になりたい…頼りたいと思って頂ける様な…そんな男になりますから…だから様々な事を私に話して下さいませんか?
サトシ
男のした事でいつまでショウは苦しまねばならぬのだ…可哀相に…だからこそ、そなたには幸福になって欲しいのだ。そなたと幸せになる為共に何かを作り上げたりしたい。そなたの苦しみを癒す優しい人間でいたいし。なりたい…私は頼りたいと思う様な男になるから…だから様々な事を私に話しておくれ…