蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第475章 花(華)の屋敷 2-3
その頃のマサキとジュン
-食事処 花屋敷-
ジュン「マサキ様、お偉いですね。折角の休日にもそうして料理の研究をなされて」
マサキ「ジュンさんこそ、折角の休みに私に付き合うなど…」
ジュン「…迷惑でしたか?」
マサキ「ち、違います!ジュンさん!申し訳ありません。嬉しいのです」
ジュンside
マサキ様。一年前、かつての花屋敷にて、お客と花町の者として出逢ったお方
母の情人と、仲良 することが出来ず… 私は、記憶が定かではないのだが、花屋敷の主人のサトシさん曰く、私を刺そうとしたその男ともみ合いになり、その中で私が 男刺してしまったと…
私の方から男を…と思っていた私。 そんな私を受け入れて下さり、様々な教育を施してくださった花屋敷
そこで出逢ったマサキ様も、私を大切に して下さって
感謝しても仕切れない。 そこ出逢ったショウさん。サトシさんに、カズ様
私はその幸せが、1日でも長く続くようにと 願っているのです…
ジュン「 みるみるうちに料理の腕が上達しましたね。マサキ様。 最初の事を考えると信じられないくらいに」
マサキ「 思い出させないで下さい。 ジュン様! 消してしまいたい過去なのですから!」
マサキside
食事処 花屋敷の料理人を任され、料理を振る舞った際に起こしてしまった
塩一掴み事件
本来は 塩一摘まみ なのに
けれど、その話題は笑い話として、 話されるお約束の話で。 私がもう一度、本格的に料理人を目指そうと思うきっかけになった出来事なのです
実家の小料理屋の後を継ぐ為に、父の下について修行を始めたは良いが『 向いてはおらぬ 。辞めてしまえ』と
半分自暴自棄になりながら 、そんな時に花屋敷で出会ったジュンさん
私より、壮絶な過去を背負ったジュンさん
ジュンさんに 一目で惹かれた
こうして、一緒に小料理屋を始めるきっかけを作って下さった花屋敷
感謝しても仕切れない。 そこ出逢ったショウ様。サトシ殿に、カズ殿
私はその幸せが、1日でも長く続くようにと 願っているのです…