蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第474章 花(華)の屋敷 2-2
その頃のカズとサトシ
花屋敷に勤める者達の住居の一室
-カズとサトシの母の部屋-
カズ 「母上、耕太さんとお暮らしになればよろしいのに。 もう父上もお許しになると思いますよ」
サトシ 「母上、こういう事は男の方から言い出さねばですよね?本当に気の利かない父で申し訳ございません」
さわ「良いのですよ。そういう不器用な所が耕太さんの良い所ですもの。それに変に聞こえるかもしれないけれど、私は今でも太郎さんの事もお慕いしているの。耕太さんとの距離も、このく位が丁度良いわ。って思っているの」
サトシside
花町の家業を継ぎながら、娘達の 嫁ぎ先か、奉公先を見つけたい考えるようになった。私の父の耕太
花屋敷の娘だった母の、さわと惹かれあっていた父。同じく母に恋心を抱いていた呉服屋の太郎さんに母を託した父
私身ごもっていたが、太郎さんに嫁ぎその1年後、異父弟のカズ殿を生んだ母
カズside
サトシ殿を、身ごもりながら、 十数年前に亡くなった私の父の太郎に嫁がれた。母のさわ。異父兄のサトシ殿の1年後に生まれた私
さわ「カズさん、また物語が出来たら読ませて下さいね 。サトシさん、 食事処花屋敷のマサキさんと、ジュンさんは頑張っているわね?心配なのはショウさんよね …」
そう !ショウ様!又何を考えておられるのか! 何か思い付いた事がある様で
ショウ! 何を考えているのだ?何か不思議な動きを している気がして
サトシ「 ショウは何故、我々に相談も無しに何かを始めようとしているのだ?」
カズ「 いつか話してくれるから待ちましょう。と高をくくっていたら…私達はそんなに頼りがいが無いのでしょうかね?」
さわ「ちょっと、ごめんなさい。口を挟む隙が無くて。耕太さんがショウさんに相談したい事があると、言わわれたみたいでね。 頼られて嬉しいとおっしゃってたから」
カズ 「は?何故に耕太さんには相談して私にはして下さらないのです?ショウ様?」
サトシ 「は?何故に父上には相談して私にはしてくれぬのだ?ショウ?」