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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第472章 コンプレックス2 番外編


翔&和也&智 のマンション

和也&智&雅紀

雅紀「いいマンションだね」

和也「ようやく念願叶ってですよ」

智「翔が最後まで『まだ学生だから』って首を縦に振らなかったんだけどな」

和也「それ言ったらさ、俺なんて高校の時から親に甘えて来たからね。父さんに反発しながらさ…翔ちゃんと同じ学生の身分よ。まだ…」

智「カズのお母さんも、翔のお母さんも『親のエゴや、醜い争いとか見せて苦しめたのだから、学生の間スネを噛りなさい』『出世払いに期待するわ』って考えだからね」

雅紀「智センセは『働いてる自分が、全て出しますから』っていったんでしょ?でもお母さんを一人にする事を謝ったら『気ままな一人暮らしで、気の合う友達と楽しく生きているから大丈夫よ』って」

和也「拍子抜けする位アッサリとね」

智「カズと、潤の親父さんが反って心配してるよ」

翔&潤

潤「心配の度合いの変化に付いていけないんだよなぁ。俺の言う事を聞いていればって人だったのに『仕事はキツクないか?』とかさ。カズも急に過保護になった親父に戸惑っているしな」

翔「良いじゃないですか。僕の父さんも、治療で回復し出してから手紙をくれる様になって『自分のした事の愚かさを呪う。弱い自分を許せない』って『本当にごめんなさい』って。感情的には許して来てる段階?お母さんの支えで頑張っているし。二人が仲良くするなら子供としてこんな幸せな事ないもの」

和也&智&雅紀

智「親父さんを許しつつありながら、心の奥底にあるものがな…」

和也「人の言う事に逆らわなければ… 相手の望む事に答えれば… 」

和也.智「心と身体のバランスがさ…まぁ、支えて支えて、自分を卑下する事は無いんだ。キミは最高だって伝え続けて。 いつの日か解き放たれる迄支えて続けるだけだもん」

雅紀「潤さんも、優し過ぎて人の苦しみまで背負ってさ、自分自身が壊れそうになっちゃう人だから。潤さんが穏やかにいられる相手であり続けたいんだ」

潤「明るい雅紀に救われてるんだ。俺 …アイツは 本当は人見知りでさ、頑張って人と仲良くしようって努力して。 時に心が疲れている雅紀を癒せる人間であり続けたいんだ」


翔 「いつも守ってくれるカズくんと、智さんを守れる人間になりたいんだ僕」



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