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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第462章 コンプレックス2-9


和也&智side

-電話中-

和也「智さん。翔ちゃんの様子さ、オカシイよね?」

智『ああ。オカシイな。翔は上手く誤魔化したって思ってるだろうけど』

バレバレだからね。翔ちゃん…

バレバレだからな。翔…

智『オマケに電話掛かって来て…オイラの腕の中から逃げる様子にして場所変えてまでコソコソと…ね?』

和也「怖っ、根に持ってるな。イヤ…俺の時も電話に出てさ。腕の中から慌てた様に…どうしますかね…明日3人で合うし…」

智『そん時の様子見て考えるか…』

翔…オイラから逃げるなんて

翔ちゃん…俺から逃げるなんて

許さないよ…

--

翔side

音大

「櫻井。良い曲だ。合格」

翔「ありがとうございます。教授」

作曲の授業。ピアノで曲を作りクラスメートの前で演奏する

緊張する…結果を皆の前で告げられるって…

自分の作った作品を、 多くの人聞いて貰いたい。人前で披露したいなら恥ずかしいとか思ってはいけないのだろうけど…

自信を持って、演奏しなければならないのだろうけど…

クラスメイトだけど、ライバルでもある生徒達の前で不合格を言い渡されるのは

キツいな

今回はたまたま合格出来たけど…

「櫻井…気持ちは決まったか?」(小声)

教授の一言に、一気に現実に戻されて…

翔「いえ…」(小声)

僕は、小声で返すのが精一杯。もう一度

翔「ありがとうございました」

と礼を言って

席に戻ったんだ…





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