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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第461章 コンプレックス2-8


紫陽花の季節 雅紀&潤

雅紀side

ビジネスホテル 土曜日

潤「なぁ雅紀。こんな贅沢して泊まりにしないで…」

雅紀「何で?潤さん?潤さんは楽しくなかったの?」

潤「楽しかったよ!楽しかったに決まってるだろ?」

雅紀「2ヶ月振りだよ?会ったの!警察学校に入ってようやく、外出が叶ったんだもん!潤さんは少しでも長く一緒に居たいって思ってくれないの?」

ゴメンね。潤さん分かってんの。潤さんの優しさだって。心配してくれたんでしょ?

潤「ゴメン雅紀。疲れてねぇかな?寮に戻って身体を休めた方が良く無い?ってさ…」

ほらね?俺の事思って

雅紀「今日1日、映画見て。モールで買い物して。お昼はファストフード夕食はイタリア料理。デート出来て幸せだったよ俺」

潤「俺も幸せだよ。そうだよな?明日もう1日休みの申請を出したんだもんな。楽しまなきゃな」

潤さんと同じ夢が、景色が見たくて警察官になった。想像以上に厳しい生活が待ってた

一年目。慣れない寮生活。携帯は1日の中で決まった時間にしか使えない。土日の休日、2ヶ月たってようやく外出が許されて

でも事前に、何月何日。何曜日の何時からどこどこに行く。何時からは、友人(家族)に会う。泊まりの場合はどこに泊まる

申請する義務があったり…やっと潤さんと出かける約束をして、一分一秒でも長くいたかったから一泊二日の外泊届けを申請して…

雅紀「俺の方こそゴメンね。潤さん。身体きつく無いか?って心配して言ってくれたんだもんね? 覚悟してたけど想像以上に厳しい生活でちょっとバテ気味なのは確かだけどさ。自分が選んだ道だもん俺は頑張るよ。疲れてるけど、潤さんにやっと会える!って喜びが勝ったの」

潤「俺も、これからの10ヵ月…大変だって覚悟したよ…今月一杯は職場実習。7月からは警察学校研修3ヶ月。そして実績実習が4ヶ月…10ヵ月関厳しい生活が待っているけど俺も自分の選んだ道だ。頑張るよ」

雅紀「潤さん…」
-
潤「ま、雅紀?何を?」

雅紀「潤さん…何を無粋な…久し振りに会ったの。愛し合うでしょう?ラブホテル行ってみたかったけど…」

潤「イヤイヤっ…」

雅紀「潤さんのイヤイヤ聞いてたらずっとお預けになっちゃうよ!」

チュ

潤「ふぁん」

超濃いキスをお見舞いしました










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