蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第463章 コンプレックス 2-10
智のマンション
リビング
翔side
智さんと、カズくんの顔を見た瞬間凄く安心した自分が居て。と、同時に二人に『何かあった?』って聞かれて『無いよ』と答えたけど
カズくんと、智さんの表情から、納得…了解して無いからね。って感じが伝わって来て
和也「折角3人で、過ごすのに家から出ずにマッタリするだけってオカシイね?俺達(笑)」
智「基本インドア派の3人が集まれば、散々何処か行くか?って話し合いした挙げ句に家で過ごす?ってなるんだな(笑)」
智さんとカズくんの話を、僕はうん。うん。て頷きながら聞いていたんだけど
智さんには、僕の右側を。カズくんには、僕の左側から。二人に挟まれる形でソファーに座って…
翔「あ、あの… 髪の毛とか頬とか、ふ、太ももとか触りながら話さなくたって…」
和也.智「何で?」
な、何で?って…
智「恋人を愛でているのに、こちらが何でと言いたいぞ。翔」
和也「恋人を愛でているのに、こちらが何でと言いたいですよ。翔ちゃん」
と、同時に言われちゃって…
うん。2人には口では勝てっこ無いんだ…
未だに、才能豊かなカズくんと智さんが、何で僕何かを見てくれるの…って考えちゃうんだ
人は、無い物ねだり。僕だけを見てよって思ってた事が叶ったん瞬間。その幸せを失いたく無いって思うんだもの…
智「翔。翔のお母さんは、オイラと、カズの母親と同じ。俺達の知らない所で3人で仲良くなってたじゃん」
和也「ね?いつの間にか。ビックリだよね」
翔「うん。お母さんは僕に《友達が出来た。嬉しい!》宜しくお願いしますと挨拶をしなきゃ。ってなったらしくて…」
智「母親の七不思議。子供の為なら…で、話の分かる、翔のお母さんは『友達が居るから寂しく無いわ。翔ちゃん、一人暮らししたかったら言ってね』と。お言葉に甘えて、オイラと一緒に住まないか?」
和也「智さんっ。はしょるなや!俺も居るだろ!翔ちゃん、俺と一緒に暮らしましょ?」
智「カズ!誰が翔と二人きりになんかさせるか!」
和也「最初に、二人きりでって言ったの智さんだろ?」