• テキストサイズ

蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第458章 コンプレックス 2-5


潤side

実家 リビング

今日は、弟の和也の高校卒業パーティーをするから。イタリア料理店に行く予定なんだけど…

俺、松本潤(まつもと.じゅん) 20歳

父母の離婚で母に引き取られた俺

父に引き取られた和也

潤一(じゅんいち)「潤…私はお前には警察官になれとしつこく言ったがもし潤が…」

潤「父さん…俺、警察官になって二年目だよ?今さら辞める訳ないだろ?」

潤一「いや、しかし折角入った大学を辞めて警察学校に…」

潤「父さん…凄げぇ矛盾してるし。警察官になるって決めた時に話しただろ?確かに父さんの望み通りに警察官になって良いのか悩んだ時期もあったけど。曲がった事が嫌いな性格だからね。正義を追い求める仕事は?って考えていたらさ、警察官になりたいって。自ら決めた道なんだって。何回同じ事言うのさ」

潤一「潤…」

潤「大学を退学して一年間勉強して。一年遅れで警察学校に入って一年。4月からは、職場実習3ヶ月。警察学校研修3ヶ月。実績実習が4ヶ月…10ヵ月関厳しい生活が待っているけど俺、頑張るから」

潤一「そうか…本当なら去年贈れば良かったんだが…警察官になった祝いだよ。受け取ってくれるかい?」

見るからに高そうなスーツ一式…革靴も

潤「父さん…ありがとう。大切に着させて貰うね」

子供の頃は過剰に期待される事が苦しくて仕方なかった…

母は、父は『不器用な人なのよ』と言った

父母の離婚で父から離れ、母にも『潤ちゃんの好きに生きたら良いのよ』と言われ。自分の事を客観的に見る余裕が出来た時に 、父と俺は性格が似ているから不器用にしか生きられない。けど、何よりも

真っ正直に生きていきたい…という思いは同じだって感じられて…

母曰く『あの人は、潤ちゃんとカズくんが同時に一人暮らし始めて焦ったのよ。不器用すぎて愛情表現が下手なだけなの』

その言葉も気づいたら理解している自分がいて…そう思える様になったのは…雅紀との出会い

イタリア料理店

潤「カズ、父さんからの高校卒業と、大学の入学祝い預かって来た」

和也「凄いノートの量…文房具セットぉ?俺もスーツが良いんだけど…」

和湖「高級なシャーペンだわ!沢山お勉強しなきゃね!カズくん!潤ちゃんのスーツ素敵!」

ありがとう父さん…







/ 1063ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp