蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第457章 コンプレックス 2-4
雅紀side
雅紀の実家 リビング
雅雄(まさお)「なぁ紀里(きり)明日どうする?」
紀里「そうねぇ乗馬?スキューバダイビング?」
雅雄「イイねぇ!」
デジャブ?
雅紀「何あれ?」
悠紀(ゆうき)「いいじゃん(笑)仲悪いよりは」
雅紀「はぁ…」
数年前迄は離婚も時間の問題か?って位夫婦仲は悪かったのにさ
俺は、相葉雅紀 18歳
4歳下の4月から中学三年の、弟の悠紀曰く、俺の『いい加減にしろよ!互いに歩みよるとか、話し合うとかしろよ!自分の我ばっか通してないで!』
が堪えたみたいなのと
悠紀の『中華料理屋継ぐの辞める!もううんざりだ』
で
雅雄.紀里『凄い反省した。子供に見放されたら生きて行けないって』
って。なったらしいんだけどね。それからは《夫婦喧嘩は犬も食わない》って本当なんだ。なんてバカな事思う位に仲よい両親でさ
悠紀「寂しくなるな…兄ちゃんか警察学校の寮に入っちゃったら」
雅紀「悠紀…うん。俺もちょっと不安なんだよね。環境変わるとさ」
悠紀「以外と兄ちゃんは人見知りだもんね?だから逆に自分から声掛けて人間関係を築こうと努力する兄ちゃんを。俺は尊敬してるんだ」
雅紀「悠紀…なんだよ?気持ち悪いな。誉めても何も出ないかんな」
嬉しかったんだ。悠紀の言葉。けど恥ずかしいからそんな言い方してしまったけど…
雅紀「悠紀は他にやりたい事あったんじゃないの?」
悠紀「兄ちゃん怒るよ?俺は子供の頃から中華料理屋継ぐって決めてたんだよ。兄ちゃんの夢が《中華料理屋継ぐから警察官に変わったから》悠紀が?自分の夢を諦めたんじゃ?は無いんだからね?」
雅紀「そうだよね。ゴメン悠紀」
湿っぽくなっちゃった…
雅紀「悠紀!父ちゃんと母ちゃんの作ってくれた中華料理。夕飯食べよ!」
悠紀「うん。けど『雅紀おめでとう!警察官だね!お祝いに中華料理作りました。悠紀と就職祝いをして下さい』って。普通両親も一緒にさ祝いをするもんなんじゃない?本当に自由人で変わった両親だよね…」
雅紀「ハハハ…(乾いた笑い)いいじゃん二人で俺は楽しいよ。さっきの続き。携帯使える時間に電話やメールしよ。届けをだせば外出は出来るからさ…」
潤さんとの出会いは俺の人生を変えたんだ