蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第437章 キミの声が聞きたくて 2-6
智&マサキ&ジュン
翔ちゃん…子供達を見つめ優しく微笑んではいるの。けど… その心の中にはどんな思いが渦巻いてるの?翔ちゃん
《不安の世 だからといって 人傷付ける いけないよ》
翔ちゃん、オイラとカズが『見せてよ』ってねんだり請いた時にね、見せてくれた詩の文なの
ホント。自分のイライラとか不安を人様に向けるとか悲しいよね…
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翔「お勉強したい人ぉ?」
マサキ.ジュン「はぁい!」
翔「初めに言葉遊びをしまーす!」
マサキ.ジュン「はぁい!」
翔「お返事する時は『はい!』ってお返事しましょう!」
マサキ.ジュン「はい!」
翔「良くできました」
翔ちゃんの可愛いにっこり笑顔と、マサキくん、ジュンくんの可小さな右手を『はい』って上に上げての可愛らしい返事で始まった。ひらがなカードから進化した言葉遊びのお勉強会
マサキくんとジュンくんは、小さな円盤型のチョコレートのお菓子を握りしめて
マサキ「 ぼくはジュンにおかしはいしました」
ジュン「マサキはぼくにおかしはいしました」
子供らしい可愛らしい言い回しに、オイラ思わず 笑っちゃったんだけど
翔「少しお休みしますか。ぼくはマサキくんとジュンくんには、 オレンジジュースを。智くんにはコーヒーを入れてくるね」
そう言って翔ちゃんはキッチンに行くと、オレンジジュースとコーヒーを入れてリビングに戻って来て
智「あれ?翔ちゃんにはコーヒーないね?」
で、オイラここでふと気が付いた
智「みんな少し待っててね」
オイラキッチンに行き…
智「お待たせ。僕から翔ちゃんにコーヒーをあげるね」
翔「ぼくは智くんからコーヒーをもらいました。ありがとう」
そのやり取りを見ていたマサキくんとはジュンくんは
マサキ「 ぼくはジュンにおかしをあげました」
ジュン「 ぼくはマサキからおかしをもらいました」
マサキ「ぼくはしょーちゃからじゅーしゅをもらいましたありがとう」
ジュン「ぼくはしょーちゃからじゅーしゅをもらいましたありがとう」
智「翔ちゃんオイラにコーヒーをありがとう。 けどジュースがじゅーしゅになってるのは愛嬌だよね」
翔「可愛いよね。カズくんが帰って来たら算数遊びの成果見て貰おうかな?」