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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第436章 キミの声が聞きたくて 2-5


和也.智side

来年の春から小学校に上がるマサキくんとジュンくん

和也side

翔ちゃんね今回ばかりじゃないの 。時折向けられる世間の声に 色々耐えてるのは

それでもマサキくんとジュンくんの為にって。外に遊びに連れて行って… けど…

智side

今のご時世ってのもあるけど… そりゃ、こんなにも深く傷付けられたら家に引きこもりたくもなるよね?

家でマサキくんジュンくんにお勉強をさせなきゃだよね?ってさ。翔ちゃん


正方形の型紙にさ 。一文字ずつひらがなをマジックで書いてさ。二人分作ると

リビングに三人で座って


翔「ぼく いす すわる」

マサキ.ジュン「ぼく」

マサキくんとジュンくん、二文字を選び自分の前に置き立ち上がると自分の椅子を

"よっこいしょ"って持って運ぼうとしたから、そこはね

俺と

オイラが

ぼくの『く』ボードの右側のトコに

マサキ.ジュン「ここにおくの」

置いてあげると

マサキ「ぼく『は』いす『に』すわる」

ジュン「ぼく『は』いす『に』すわる」

『は』と『に』をさ

正しく選んでさ、それぞれ『は』を椅子の左側『に』を右側に置いて椅子にさ。座ったんだ

翔『正解!』

翔ちゃんは本当に嬉しそうな笑顔でさ。マサキくんとジュンくんの頭を優しく撫でてさ

マサキくんとジュンくんも翔ちゃんの右耳が聞こえづらくて、時に下を向いて言葉を発すると分からない。って云うのきちんと理解しているから


文字ボードを持って、はっきりとした発音で選んだ『ぼ』と『く』と『は』と『に』を 一度しっかり翔ちゃんに見せてからさ…床に置いたんだよ

ちなみに『す』『わ』『る』の文字も正しく選びました

翔「ねぇ?俺親バカかなぁ?カズくんサトシくん。マサキくんとジュンくん頭良いよね?」

大丈夫。同じ事思ったから。俺も親バカです。ハイ

大丈夫。同じ事思ったから。オイラも親バカです。ハイ

智「翔ちゃんが笑ってくれた…良かった…もっともっと心から笑える様にしてあげたいよね…」

和也「マサキくん、ジュンも翔ちゃんを思って優しい子達だよね…守ってあげなくちゃだよね…」

だからこそ…今回の事本当に許せないんだ…




















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