第436章 キミの声が聞きたくて 2-5

翔&和也&智のマンション

リビング

そうだよね。怪我は目に見えて痛い思いさせた…って。気が付く事出来るけどさ…

翔ちゃん…自分の思う事を日記に記してんの

あの日、あの後作った作品が切なかったんだ…いつもは

恥ずかしいって見せてくれないんだよ？

けど気になっちゃったんだ…

俺と

オイラ

悪いって分かってんの

気が付かれない様に足音消して、翔ちゃんの背後に立って…見ちゃったんだよね


《見た目には

見え無いのです

心の傷は

笑顔の奥の

流る血涙(けつるい)》

笑顔の奥で血の涙を
流しているなんて気が付きもせず
誹謗中傷を繰り返したのでしょう？

悪気はなかったと言うのでしょう？

同じ思いさせられても
あなたは傷付かない質だから
人の心の痛みがわからないの？

見た目には
見えないでしょうけど
血の涙が止まらないのです

あなたのした事の
責任は取れるのですか？



《いじめっ子

自分の子にさ

どの顔して

いじめはダメよ

伝えるんだろね》

#いじめは犯罪です


声も出なかった…

翔ちゃんが書いたものを見つめながら、涙してたのが分かったんだ…