蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第389章 Twin ray2-6
先ほどまで、泣いていたジュンマ王子、ニコニコと私を見つめている
なんと愛らしい事か
微笑みながら頷ずくと
ルミナ「さあ、ジュンマ王子様。お休みのお時間ですからベッドへ参りましょうね。ジュン妃様と、ベッドにてお話しなさいませ」
そう言ってベッドに、ジュンマ王子を連れて行ってくれて
ルミナ「それではジュン妃様、ジュンマ王子様お休みなさいませ。失礼致します」
そう言うと、深々と頭を下げ部屋を出て行ったのだが
(ん?)
ふと、違和感を感じたのだが
ショウ?
(何だ?)
ジュン「ジュンマ王子?ごめんなさいね?ママン、すぐ行きますから、お布団の中に横になって待っていてくれますか?」
そう伝え、意識をそちらに向けると
ジュンマ「はい。ママン」
布団に入ったのを確認して
ショウ?
嫌な予感かする…
【一人で、我が▲▲国に来られたし。なお…】
《▲▲国のバカ王子?》
ショウの心の声…
(何だ?この感覚…ショウに何があったのか?)
《そんな…》
〈ショウ?〉
《兄上?》
ショウの声!
〈ショウどうしたのだ?〉
ショウの声…何かに怯えた様な声が聞こえてくる
私と、◇◇国にいる弟のショウは双子では無い。しかし、 お互いに相手が ピンチに陥った時等、時に、心の声が相手に届く不思議な力?があったのだ
《兄上?大丈夫です。心配して頂きすみません》
〈ショウ?〉
私は、動揺していた…
その後、 ジュンマ王子に動揺した姿を見せてしまい
再び泣かせてしまって…
2日後
ジュン「ジュンマ王子…ママンがアナタを必ず守りますからね…」
私がこの愛しき花を守らねば…
ショウが危ない…
私に出来る事は?
ジュン「マサキ王…私に力を…」