蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第387章 Twin ray2-5
☆☆国
マサキ「ジュンマ王子?」
ジュンマ「ち、ちちうぇー」
マサキ「由々しき事態ですよね?私がいつもとジュンマ王子と同じ様に、脇腹にブゥーって唇を付けるとぷりぷり怒り出すジュン妃様が、ジュンマ王子の時はキヤッキャとお笑いになるジュン妃様が…」
ジュンマ「ちちうぇ、ぼくはママンにき、きらわれてちまったのでちゅか?」
マサキ「ジュンマ王子?ママン様がそのような。アナタをと嫌うなどないですよ?それよりももっと…ジュンマ王子。アナタではなく… ママン様は、ご体調が優れない様です。お熱があるのです」
マサキ(どうしたのです?ジュン妃様?ジュンマ王子が、ママン様に嫌われたと不安になっておりますよ?ジュンマ王子が寂しい時や、嬉しい時等に愛情表現として脇腹にブゥーッてされた時は幸せそうに笑われる貴方が…逆に、瞳にうっすら涙を浮かべて)
ジュン「あ、マサキ王?」
気配に気付いたのか、ジュン妃様はジュンマ王子を抱くと
ジュン「大丈夫ですよ」
と…
マサキ
私は、ベッドの前に椅子を持って来て座り、抱き合いながら眠る、ジュン妃様とジュンマ王子を見つめながら
マサキ「いつもなら、泣いているジュンマ王子に気付かずにいるなんて事ありえないのに…ジュン妃様?うっすら涙を浮かべて遠くを見つめていらして… 何があったのですか?ジュン妃様?」
ジュンマ王子には、ママン様は熱があるんですよ。と伝えて。自分達のせいではないと安心させたのですが… 明らかに何か…
-翌日-
-コンコン-
いつもと違うノックの音…それが何かの恐ろしい事が起こる前触れの様に思われて…
シュンスケ「今日…今朝、ジュン妃様は…あの不思議なお力で、ショウ王妃様とやり取りを…」
『危ない』
と言った?
マサキ「▲▲国のバカ王子がマタ動き出したのか!?」