蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第349章 花冷えの季節 2 恋人達編 4
-気だるさの残る情事の後-
潤side
雅紀「潤『翔くんみたいに、俺が純粋だったら…マサキさんは俺の事だけ』…ってどういう事?」
潤「そんな事は…」
雅紀「潤?怒ってるとかじゃないからね?話聞くって言ったでしょ?大丈夫だから」
やっぱ、雅紀さん聞き流してくれなかった
けど、雅紀さん…
潤「話すから… 腕枕重いでしょ?あの…」
雅紀「全然大丈夫」
雅紀side
まぁね。潤の頭を乗せてる右腕は…けど、どんなに俺が潤を好きか。伝えなきゃなんないんだもん
けど…左足を潤の右足に絡ませて、左手で、潤の髪を撫でたりしながら…だから…ね
(腕枕は男のロマンだしね?)
潤「…俺、一つ上の兄と2つ下の妹がいんんの」
雅紀「うん」
潤『親戚中の期待を一身に受ける兄と、末っ子で女の子の妹…『潤は、手の掛からない子』って… 比べられた。とかじゃなくて。感覚的な…『良い子じゃなくなったら』俺の事見てくれるかな?って障子に穴開けてみたり。色んな、これやったら怒られるんじゃないか?思いついた『悪い事』試したけど…雅紀さん、俺の事純粋とか言うけど…」
雅紀「小悪魔。とも言ってるね」