第349章 花冷えの季節 2 恋人達編 4

言葉って難しいよね？言った方と、言われた方の受け取り方で全然違う、全く別の意味になるんだもん


雅紀「結局、潤は素直で純粋なんだよ。不安になって人を試したりするの、皆が持っている感情じゃん。俺や…引き合いに出して悪いけど…カズ、智さんは『この人は俺の事『こんな風に見てるんだ』とか思うと、それぞれに見せる顔を変えてさ。確信犯的に人をからかうような態度を取ったり。言ったりするタイプの人間なの。不安にさせてゴメンね。俺には、潤は『純粋で天の邪鬼な小悪魔に見える』んだよ」

潤「うん…」

雅紀「『純粋で天の邪鬼な小悪魔に見える』潤の事を俺は好きなんだからね？言葉や、態度で潤を傷付けていたなら…ゴメンね」

潤「俺もゴメン。俺も『少し意地悪だけど、優しい雅紀さん』が…好き」

雅紀「潤ありがとう。翔ちゃんにも、純粋さの中に何かあると思うよ…」

潤「あ」


雅紀「翔ちゃんの思いは、カズと、智さんが…翔ちゃんが元気になったら…余り無茶な事しなきゃ良いけど…」

潤「う、うん…」




良かった…潤に俺の想い伝わって…

人に…特に『好き』と伝える時は、純粋に想いを素直に

言葉や、態度で伝えなきゃって…思ったんだ