蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第337章 涼やかな風.美しき優しい花(華)たちへ 番外編4
翔side
翔汰「 どこか違う店に 移るかい?」
翔「いえ、ここで…」
ち、父が…
まだね、俺
『父さん』
って呼ぶのが、こっ恥ずかしい。と言うか…
呼べ無いでいるの
で『ここで』って、 言ったはいいけど… 4人の話している内容が…
翔(俺の事?)
(…)
別の店にしてもらえば良かった…
雅紀『 翔は、二十歳なんだよね。まだ。それなのに、 色んな事達観している感じがさ。痛々しいと言うか』
雅紀にぃ…
雅紀『翔、 一年前に親父さんの方の親戚に何か言われたのかな?とか、感じたんだけど…良く思い出してみると、中学生の時からだよね。自分の存在価値 に、迷いを感じて苦しみ出したの。漠然とだけど気が付いていたのに…俺と潤』
潤『その時から俺と、イヤ、 俺と雅紀にぃと距離をとり始めたのがショックで…翔の話を聞いてあげないでさ… 何で俺を避けるんだよ?って言うさ…』
雅紀『俺と、潤は間違ったんだ』
雅紀にぃ…潤にぃ…
二人がそんな風に 思ってたなんて…俺は…
俺の事だけしか考えられ無くて…
気持ちに余裕が無くて
急に俺と距離を取り出した
雅紀にぃと、潤にぃに
そっちがその気なら、こっちだって
って
自らから離れたのに…
和也『翔センセ…寂しかったでしょうね… 雅紀さん、潤さん二人だけで仲良くしてるの…』
智『雅紀さん、潤さんも、翔センセが、お二人から離れて寂しかったでしょうけど…』
雅紀『…翔が好きだから… どう付き合えば良いのか悩んだ…』
潤『 翔の恋愛観の中に、俺の事は入ってないって…想いを封印しようって…』
ビックリして…イヤ微妙に感じる事あったけど…
それより隣に座る父が… 何を思ってるんだろう?って
和也『雅紀さん、潤さん、翔センセを…俺が幸せにする事に苦しさを感じませんか?』
智『雅紀さん、潤さん、翔センセを…俺が幸せにする事に苦しさを感じませんか?』
カズ…?
サト…?