蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第328章 涼やかな風.美しき優しい華(花)たちへ 恋人達編 4
潤side
いつもそうだ… マサキにぃは、 超が付く、天の邪鬼で素直じゃない俺を…優しくさ…
雅紀『分かった』
って言う風に、俺の言う事を、優先させてくれてさ
そんなマサキにぃだから、いつのまにか、優しい声に、言葉に
(もういいや、言う事聞こう。言う事聞いてたら間違いないもん)
って思っちゃうんだ…
マサキにぃに、フゥって耳に、息を吹きかけられた瞬間…
潤『ひぃっ』
全身に甘い痺れが走って…マサキにぃが俺の印を、シュッシュッって擦って…
(ナンでトメルンダヨ?マサキにぃ…)
つい、涙目で恨めしいと、マサキにぃを軽く睨んでた…
潤「何で…?」
雅紀「何で?って、俺が主導権を握っても良いって事になっちゃうよ?」
潤「… 分かってるよォ… 今の、今まで、俺を好き勝手に、いじり回してたくせにっ。今更やめるとか…意地悪すんなよォ」
勝手に涙は出るし、小刻みに震えが…恥ずかしさに耐えてたら
雅紀「ゴメンね。意地悪して。ジュン、愛しているよ…」
マサキにぃが、囁いて、右の瞳からこぼれ落ちた涙…それを、マサキにぃが、唇で吸い取ってくれて…
目元、鼻先、耳たぶ…そして… 唇に軽くキスを落としてくれて
雅紀「優しくするから…」
マサキにぃは、もう一度、唇に… さっきよりも 濃厚なキスを…