蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第326章 涼やかな風.美しき優しい華(花)たちへ 恋人達編 2
翔side
翔「アパートに帰ろ…」
雅紀にぃと、潤にぃは… きっと今夜に結ばれるんだろうし…
それに… あの人、俺を送って来て、帰らないで、母さんと話ししてるし…雅紀にぃと、潤にぃのお母さん達も、 嘘か本当か。気を使ったのか …二人して『デート』って、家出てっちゃうし
完璧、俺
翔「おじゃま虫じゃん」
それこそ、邪魔にならない様に
雅紀にぃと、潤にぃに、声を掛けずに家を出て、アパートに戻ったんだけど…
マンションと違って、セキュリティの低いアパートだからさ
典型的な、待ち伏せのパターン … ドアの前に人が座っているっていうね?
それも二人…
和也.智「翔センセ!」
翔「バカだな。俺が帰って来なかったら…二宮、大野… 風邪引くぞ… 狭くて汚いけど…」
和也.智sideide
翔センセの部屋に、上げて もらえたのが嬉しくて
翔センセの手前に大野さんと座って
翔センセの手前に二宮くんと座って
翔センセが、帰らないパターンもあるって分かってんの
でもね?こうやって、待ってて、帰って来たら
絶対に
翔センセと俺は
翔センセとオイラは
運命の相手だって…
智「翔センセと、オイラ」
和也「翔センセと、俺」
和也.智「運命の相手ですね!」
翔「…運命の相手?何故にそうなるんだ?」
それも嬉しそうにニコニコとさ?
その時、俺には、二宮と、大野は、いい子達だよね?って感覚だけだもん…