蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第321章 涼やかな風.美しき優しい華(花)たちへ16
和也.智side
-校長室前廊下-
和也「俺たちのさ、行動完璧ストーカーだよね?」
智「ね。オイラ達、特に一年生なんか、校長室の前なんかさ。場違いもいいとこだよね?」
久し振りに会えた翔センセは 、憔悴しきった表情なのが、気になって気になって
俺達を見ても、会話どころかさ。目も合わせてくれないんだ
気になった結果、オイラ達は、翔センセの後を、付いて歩いて。校長室の前で
今か今かと、出て来るの待っている訳で…
-ガチャ-
翔side
翔「二宮?大野?」
二宮と、大野。目の前に立ってる二人が、見えてるって事は、 現実なんだろうけど …
なんだろう?最近の様々な事でいっぱいいっぱいな俺は…
なんか、頭の中が霞がかったように…現実に起きた事なのか? それとも夢なのか?
分かんない… なんか、体がフラフラするっていうより、グラグラ?
-グラっ-
和也「あ、ぶない!翔センセっ?」
智「翔センセ?大丈夫ですかっ?」
和也side
翔センセは、校長室から出てきた瞬間、見た目フラフラしてるって分かる状態でさ
近寄って支えようって思った瞬間
和也「あ、ぶない!翔センセっ?」
グラッとめまい起こした翔センセが
智side
翔センセ、 必死に.壁に両手を付いて、倒れない様にして踏ん張ろうとしたんだろうね?けどズルズルっていう感じで
智「翔センセ?大丈夫ですかっ?」
俺と、大野さんは、咄嗟に。俺は右側から、大野さんは左側から
オイラと二宮くんは、 咄嗟に。 オイラは左側から、二宮君は右側から
翔センセを、支えると、ゆっくりと三人でしゃがみ込むようにして
翔side
なんだろ?さっきとは、違うフワフワ感…必死に少し薄目を開けて
(ぇ?)
大野に、 所謂?お姫様抱っこ?されて。どこかへ運ばれてた…
続いて、交代で 二宮にも、お姫様抱っこされて …
二人は、俺の事を保健室へ運んでくれたんだ…