蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第316章 涼やかな風.美しき優しい華(花)たちへ11
翔「これははどっちの意図かな?『資料通りに作ったら、こんな味が出来る所だったんですよ?』『資料通りに俺達が作ったら、どうするつもりだったんですか?』?」
和也「翔センセが、生徒や保護者、頓田先生に、お堅い講師達に、ゴチャゴチャ言われるのが…とにっかく!嫌!だったんですよ!」
智「翔センセが、オイラ達をを欺くのは嫌だ!って葛藤してるのに… オイラ達が助けない!なんてっ、あり得無い!じゃ無いですか!」
翔「ゴメン…ありがとう… 明日からは、色々気持ちを入れ替えて、又前向きに頑張る為に… 腹ごしらえでもするかな?頂きます!」
和也.智「え、?しょ、翔センセっ。ま、不味いから食っちゃダメですって!」
パクっ
翔「…うー…」
智.和也「翔センセっ?ご、ゴメンなさい!」
パクっ
和也「あっま…!(甘い)」
智「ひ、ヒデぇ(酷い)」
翔「アハハ!俺に持って来て、食べさせ様としたくせにさ。今更何言ってんだよ?けど… 甘くて不味い!(笑)」
-帰り道-
智「翔センセさ。笑ってたけど…笑ってなかったよね?」
和也「何かは、分からないけど… 翔センセはもっと何か、大きなもん抱えてんじゃないかな?」
甘くて不味い、苺の生クリームケーキを食べたはずなのに…
それとは違う… 表情が見て取れたんだ…
翔side
パクパク
感覚的に違うって分かる。甘いんだろうって… けど…
翔「味を…余り感じない?」