蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第296章 ぼくたちみらいのしゅーぱーしゅたー 11
和也.智(同じような事を考えている)
デビューが決まる前は、一緒にレッスンとか頑張ってた仲間たちと一緒の合宿所だったんだけど
あ、僕カズ
ごめん… 話戻しますね
だから… 5人で住むのは初めてなんですが
なんでこんな事、言うかと言うと… ちょっとね… きっとこの違和感はサトくんも感じてんじゃないかな?
なんだろう?5人で一緒に暮らすことになって…だからこそ見えてきたものがあって
あ、オイラ智ごめん… 話戻すねカズくんも感じてんだろうね?
雅紀.潤「ぇ?翔ちゃん(くん)?何で泣いてんの?」
和也.智「翔ちゃん?どうしたの」
え?ゴメン話はおわりね!
マァくんと、ジュンくんの声で。慌てて翔ちゃんの所に駆け寄って…
翔ちゃん、色々考え事しているうちにダイニングの方の椅子に一人座って見つからないように静かに… でも心配かけないように嗚咽を堪えるように綺麗な瞳に涙を溜めてて
翔「ごめん大丈夫なんでもないの… 明日からはきちんと… あ!」
やっぱり
智「翔ちゃん、自分の思った事いいんだかんね?言いすぎたとかで、翔ちゃん事嫌いになるとか無いからさ。大好きだもん」
和也「そうですよ翔ちゃん。ホントは… 違う翔ちゃんを見せたからって、嫌いにはなりませんから。心配しないで。大好きです」
翔「うそだ… カズくんも、サトシくんも、絶対なんてないもん… 大好きが一番うそっぽいじゃない… だから信じない。明日からはちゃんと『櫻井翔』になるからね。心配しないでね」
頑張って
表ではね
言うけどさ
裏で無自覚
思って無いよね
ずっとさ… だから無自覚に人を傷付けても
気が付か無いんだって思ってた
けどね…
和也「翔ちゃん?」
智「翔ちゃん?」