• テキストサイズ

蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第281章 追憶のキミ 謎解き編2


 智「殿様の弟君の、次男坊が雅紀様の跡を継いだってのがミソなんだよね?」

翔「覚えてない。って言ってる時じゃないんだよね …」

 (翔ちゃん…)

 俺達(オイラ)記憶が甦ったと同時に、周りにいる人達の記憶も蘇ったんだ。父母達に皆、話を聞いたんだ

翔「この前、叔母さんと、叔父さんに話聞いたの… あの」
 
雅紀「翔ちゃん大丈夫。俺が… 雅紀… 様付きの…」

和也「日向の守様は…」

 (相葉も。翔ちゃんも、自分の名前に敬称を付けて話すの恥ずかしいだろうからね)

和也「殿様が婿養子。という事で中々意見を言う事が出来無いでいるのを良い事に、櫻の方様と深く愛し合っておられのですが…」

雅紀「雅紀様の母。蘭の方を側室に勧めたんだよね?」

潤「雅紀。俺は母さんに聞いてるし覚えてる。殿様は蘭の方様も深く愛されていた」

雅紀「ありがとう… 潤センセ」

潤「お優しい方達ばかりだったから。誰も、誰かを傷つけたりはなさらなかった」

和也「櫻の方様は『雅紀様の補佐をしっかりとする様に。蘭の方も傷付けてはならぬ』と翔若様の家臣にお命じになられた」

智「蘭の方様は『翔若様を立てて、櫻の方を慕う様に。殿様の血筋である新しい殿様も温かく迎え入れて、しっかりと支える様に』とお命じになられた」

雅紀「蘭の方様に『不測の事態から後を継ぐ事になりましたが。良いですか?本家は翔若様である。と忘れずに。本家として子孫を残す事になる家筋となりましたが『長幼の序を守る様に』と子孫には、伝えて行く様にしなければなりません』って言われたの思い出した」






/ 1063ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp