蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第279章 追憶のキミ 恋人達編8
翔side
二人に身体中愛撫された後、三人川の字で二宮さんに左側から、大野さんには右側から… それぞれ肩口にキスを落とされてた…
カズナリ「貴方様に汚れ等ありませぬ」
サトシ「貴方様に汚れ等ありませぬ」
本当にそう思ってくれてたの?
400年の時を経て二人は
和也『お慕いしていました。翔若様』
智『お慕いしていた。翔若君』
そう言ってくれたけど…
あの頃の3人は、一緒にいても身体を重ねたのは一度切りで…
お互いへの思慕を口にする事も無くて… 様々な思いを残して…
翔「も、忘れ… く… な …よ ニノ…ミヤさ…オゥノさ…」
和也.智side
(もう忘れたく無いよ… 二宮さん?)
(もう忘れたく無いよ… 大野さん?)
翔ちゃんっ
翔ちゃんっ
翔ちゃんとしての思い… 涙…
この所は、忘れる事無く朝を迎えているらしい?翔ちゃん
明日も… の保証は無いけど… 忘れ無いはずって、根拠の無い大丈夫だよ。が
和也「翔ちゃん、俺、毎日『愛しています』って言うからね?恋人になったんだもん」
智「翔ちゃん、恋人になったから、オイラ、煩い位『愛している』って言うよ?」
翔「うん。忘れても又思い出せるね。俺が二宮さん、大野さんを『愛しているって』…」
辛い涙ではなく、儚さの中、幸せそうな表情で涙を浮かべた翔ちゃん