第277章 追憶のキミ 恋人達編6

　ショウ「駄目なんだ。私はずっと守られ、頼りっぱなしで生きて来たんだ。これからは、私が頼りにされる人間にならなくては!」

カズナリ「ショウ若様？」

サトシ「ショウ若君？」

ショウ「ヨシ。カズナリ、サトシ。なぜ私だけ裸なんだ？二人とも着物を脱ぎなさい。私が二人を 気持ち良くしてあげるから」


　ショウ若様として私に…

　ショウ若君として私に…

　命を。されたのだ…

　
　『気持ち良くしてあげるから』

　の言葉に。いぶかしみながら 裸に。生まれたままの姿になり、ベッドに横たわると

　シュッ

カズナリ「ぇ？シ、ショウ若様？お辞め下さい!貴方様はそんな事なさらなくていいんです!」

汚してはならない、美しい白い手で。私のモノに手を添えて擦られて…


サトシ「な？シ、ショウ若君？お辞め下さい!貴方様はそんな事なさらなくていいんです!」

汚してはならない、美しい白い手で。私のモノに手を添えて擦られて…
　
　は、早く御止めせねばっ


ショウ若様(若君)の事… 心の奥でずっと己の為に回りの人間が愚かな争いをしていると思い苦しんで来られたんですね？

　ショウ若君(若様)のお手を、取りお身体を起こして頂き、二人で両側から抱いて


サトシ「ショウ若君？気高き貴方様が、気に病む事はねぇんだ。妄執に囚われた者たちの罪に苦しめられた方なんだから… それに」

カズナリ「ショウ… 貴方様は、あの事件の後、マサキ様を立派に補佐されました。民も、大多数の家臣は分かっております… それに」

　けど

『頑張っておられますね』

　表ではね、言うけど

　裏では
　
　思って無いであろう


　って者もいたり、利用されたりしたから…

　漠然と考えてきた事が、正しいなら不可思議な現象の意味は…

カズナリ「私に全てを任せて、愛されて下さい。ショウ若様」

サトシ「私に全てを委ねて、愛されたら良いんだ。ショウ若君」

ショウ「分かった… 全てそなた達に、任せて、委ねるゆえ、優しく抱いてくれ…」

そう言われた

　ショウ若様は美しい綺麗な瞳に、涙を浮かべられて

　ショウ若君は美しい綺麗な瞳に、涙を浮かべられて

サトシ「愛している。ショウ若君」

カズナリ「愛しています。ショウ若様」

ショウ「私も愛している… カズナリ… サトシ…」

　二人は信じられる…