第274章 追憶のキミ 恋人達編3

　翔side

　もう、自分の許容範囲では、とても理解出来ない事が起きてて

　
　-翔の目覚め- 病室

和也『翔若様!翔ちゃん… 良かった。又お逢い出来て嬉しいです。翔若様』

智『翔若君!翔ちゃん… 良かった。又お逢い出来て嬉しいです。翔若君』


　そう言って、両サイドから

　二宮さんと、大野さんに抱き締められて。二人は泣いていて…？


　ん？何で？

　俺、二宮さんと、大野さんに逢った事あるの覚えてんだろう？


　前日の事忘れるって言っても、何でもかんでも忘れるんじゃなくて。例えば、雅紀という存在を 全て忘れるって訳じゃ無くて、従兄弟だって言う事は理解してる

　前日に話した事とか忘れるだけで。けど、初対面だったり、2、3回会った人はどドコドコで会って、何をして。話をしたね。と、話をしている内に映像として甦ってくる感じなんだ


　そう言えば、この前だってそう思ったんだったよな？