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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第271章 追憶のキミ 34


 -西の対の屋- 雅紀の部屋


雅紀side


雅紀「潤自分を責めてはならぬ。伯父上が、切腹の処分を受けたのは自業自得ゆえ… お前の、父は島流しの刑を受けた(和也の父親も)そして私達は、翔の若君への贖罪の気持ちを持ち続け、この国を治めていくことが勤めなのだから。潤。私をこれからも支えておくれ」

 私と、翔の若君への贖罪思いから

潤「お暇をさせて下さい」

 と、言った潤。そのような事になったら私は、誰に頼って甘えれば良いのだ


蘭の方「私の雅紀。後見である兄達が、貴方に重荷を背負わせてしまった事が。ごめんなさいね。翔若様の為にも、貴方は、頑張るのですよ。でも。苦しい時は、いつでも私に相談に来て下さいね」


 幸い、潤を傍に置く事を許して下さった母上様

 そして、深い母の愛に深く感謝したのだ



 潤side


 雅紀様は、私をお傍に置いておいて下さった。それがとてつもない幸せで…

雅紀「そのような事になったら私は、誰に頼って甘えれば良いのだ」


 家臣として、こんなに幸せは無いと

 永遠に、命をかけて、雅紀様のお傍にて仕えてお支えすると誓ったのだ


 そして、私を許し、雅紀様に仕える事を許して下さった。蘭の方に感謝したのです



 -北の対の屋-

 翔side
 
 
 櫻の方「私の翔若様。良かった。無事で。貴方が生きているだけで。私は… 貴方と雅紀様のお父上が病倒れた後、内紛が起こり、二人には、苦しい思いをさせて。ごめんなさいね。今まで良く頑張りましたね。これからは、自分の時間を大切にして… 私は、永遠に貴方事を守りますからね」

 
 兄二人

 日向の守が切腹

 内大臣は島流し

 苦しい思いをされている筈なのに
 

 泣いて喜んでくださった母上様

 そして。深い母の愛に感謝したのだ


 私の傍に居てくれる和也と智

 私は、幸せだった


 時に、記憶が曖昧になる事に不安になり、涙の出る時もあるけど



和也「永遠に翔若様のお傍に。お慕いしています」


智「永遠に翔若君のお傍に。お慕いしている」

 
 こんなにも、愛されているから
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