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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第270章 追憶のキミ 33


 雅紀side

 私は翔の若君に… 何と詫びれば良いのだ

『翔若様が、天守閣にて雅紀様をお待ちです』

 私達の絆を利用された…

 二人伯父が画策していたとはいえ、結果的に先に事を起こしたのは。私の伯父で
 
 翔の若君を傷付け、潤にも重荷を背負わせてしまった…

 潤と共に、捕らわれた北の櫓には…
 

 
 潤side

『翔若様が、天守閣にて雅紀様をお待ちです』

 どんなに『本当は、加担したくなかった』と言っても。結果的にその言葉を雅紀様に告げたのは私の父で…

 どんなに怖くても『愚かな事は、お辞め下さい』と止めねばならなかったのは。家臣の… 私の務めであったはずで…

 雅紀様を苦境に立たさせ。翔若様を傷付けたという重荷を背負わせてしまったのだ。私は…

 雅紀様と共に、捕らわれた北の櫓には…
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