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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第265章 追憶のキミ 28


 和也「智殿はお気付きなのでしょう?翔若様のお母上の櫻の方様と、翔若様のお従兄の、雅紀様のお母上。蘭の方に仕える二人兄との権力争い… 姉妹である、櫻の方と、蘭の方は互いに相手を思いやっているというのに… 櫻の方様はは泣いておられました。翔若君は、少しばかり体が弱いから、雅紀様に… 跡目を継がせる事も厭わない」』と仰られたんです…」


智「…噂程度だ… 辛いな。翔若君も、和也殿。雅紀様に、潤殿も…」

和也「潤殿?貴方は本当に不思議な方ですね?」

智「流石に雅紀様?とは、まだお会いした事はねぇよ。アンタと同じだよ。御主君を大切に思われている。潤殿もな。雅紀様が、翔若君と同じ様に、姿を眩ました時知り合ったんだよ…」


 (本当に切ないな… 翔若君と、雅紀様は、自分の存分価値を試す為に… 和也殿と潤殿に助けてと… 心で泣いていて… 二人にだけは、心を開いているから…)


和也「私の父と、そして潤殿の父上も… 本音はどうあれ、計画に加担している事は間違い無いのです。先程まで翔若様付きの伯父の内大臣と、私の父が雅紀様を… と話合っていたのと同じ様に。雅紀様付きの伯父の日向の守と、潤殿の父上は翔若様を… と話合っていたと…潤殿が…」


 (出来ればそのような事はしたくないと… 私も、潤殿も思っていて… 翔若様と雅紀様が文通にて心を通わせている様に。潤殿と私も秘密裏に繋がっていて、情報をやり取りしていた)

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