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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第260章 追憶のキミ 23


 智side


 二宮くんが後に…

和也「大野さんみたいに、冷静に判断出来なかった…」

 そう言ったんだ…

 それを言ったら二宮くんだって… あの時彼がヤツの腕を引かなければ…


 翔ちゃんは… もっと大怪我していたかもしんないんだ


 冷静に判断して動いてたのは二宮くんの方…

 それは、相葉くん、松本くんも

 イヤ… 皆、浮き足だってた

 後に

雅紀.潤「自分がどう動いたのか覚えてない…」

 って言ったから…

 オイラだって同じ。冷静でなんかいられなかった…


 ヤツの挑発に乗った振りして階段降りたのか…
それとも、ヤツの挑発に乗って階段降りたのか…

 
 オイラ必死で、絶対にヤツの思う通りになんてさせない

 最悪の事態になんてさせないんだ!って

 とにかく必死で

 
 
 二宮くんも翔ちゃんに惹かれてるんだよね…


 翔ちゃん病院に搬送されたんだけど


智「翔ちゃん… お願い… 目を覚まして
…」
 

 翔side


ぁ、落ちた…

 二宮さん、大野さん、雅紀、松本さんが泣きながら


和也「翔ちゃん!」

智「翔ちゃん!」

雅紀「翔ちゃん!」

潤「翔くん!」

 
 皆が俺を、呼んでくれてる

 
 確かに俺は、気を失ってる状態で、目も開かないし、言葉も出ない

 なのに、皆の声は聞こえるの…


 夢?

 なんか 瞼の裏に不思議な夢が…

 不意に、夢が始まって…

 (なんか不思議な夢だなぁ…)


 ゴメンね。皆。心配してくれてるの分かっているけど…


 二宮さん、大野さん、雅紀さん、松本さんお願い… この夢を見させて…


 目を覚ますの待ってね…





 
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