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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第259章 追憶のキミ 22


 和也side

 良かった… 大野さんが翔ちゃんを無事受け止めてくれて…

 俺と、相葉と、松本先生は、急いで階下に降りて 大野さんと共に

 翔ちゃんに必死に呼びかけて


 見た所大きな怪我も無かった見たいだけど…

 可哀想に… 翔ちゃん気を失ってしまって…
 

 一般のお客様達が奴を捕まえて、救急車と、警察に連絡してくれて

 
 俺達必死で、絶対にヤツの思う通りになんてさせない

 最悪の事態になんてさせないんだ!って

 とにかく必死で



 こんな時でも、どこか俺は違う事も考えちゃうってのが悪い癖で

 ヤツは、大野さんを焚き付けて怒らせて、天守閣を去る様に仕向けたかったんだと思う…

 大野さんは、ヤツの策に乗って、怒りの余り階下に降りる…

 テイを装って…

 ヤツの行動を先読みしたんじゃないか?って

 翔ちゃんに対する仕打ちを読んで…


 そして… 俺達がそれぞれ、自分のすべき事をするはずだ。って考えて


 そういう行動を取ったのだとしたら… すごい器の大きい人だ
 

 大野さんも翔ちゃんに惹かれてるんだよね…

 
 翔ちゃん病院に搬送されたんだけど



和也「翔ちゃん… お願い… 目を覚まして…」

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