• テキストサイズ

蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第244章 追憶のキミ 7


 雅紀side

 -翔の部屋-

翔「雅紀… 本当にその頭で学校行くの?」

雅紀「行くよ…」

 櫻井翔

 俺より二つ年上の、父方の従兄弟。俺の母親の姉の子供

 翔ちゃんには両親が居ない… 理由は知らない

雅紀「翔ちゃん、家に戻って来なよ」

翔「お世話になるのは、就職決まる迄の約束だから… バイトだけど… 」

雅紀「翔ちゃんだけが言ってる事でしょ?父ちゃん、母ちゃんは翔ちゃんに一緒に暮らして欲しいんだよ?それに翔ちゃんは…」

翔「雅紀… ありがとう。もう少し頑張らせて… 大部どうすれば良いか掴んで来たから… 来週からは、考えなくても何がどこにあるか知り尽くしたお城での仕事が決まったから大丈夫」

雅紀「分かった… 困った事があったら俺に言ってね。翔ちゃん」


 (この頭見てあの人何て言うかな?)


 -科学準備室-

雅紀「松本センセ… この頭見た二宮センセとか、他のセンセには俺、凄い怒られたんだけど」

潤「当たり前だろ?マッ金々…」

雅紀「それだけ?俺の頭金髪だよ?」

潤「明日迄に黒くして来なさい…」


 何でだよ?松本センセ。他の生徒には、結構厳しい癖に…

 俺、悲しくて泣きそうになりながら準備室を退室したんだ…


  潤side

 私立高校

和也「ヨウ!松本センセ!アンタ熱血科学教師で生徒の評判なのに… 相葉雅紀には対応が違うのってナンなの?」

潤「…そんなつもりねぇよ…」

和也「ふーん… ま、いいけど…」



 4月から、私立高校の教師として働き始めた俺。科学を担当している

 今、話題に出た、相葉雅紀のいる(3年生)のラスの、副担任を任されているんだけど

 ちなみに、二宮和也も同じクラスの副担任だ。俺とは、正反対のヤツ

 人との距離の詰め方か上手くて…


  俺だって分かんねぇよ。真っ直ぐな相葉を

  何で苦手にしてんだろう?って不思議なんだけどさ…



 話変わるけど… あの日、お城で見掛けた少年には…

 何回か行ったけど、会えないでいる…
--

梶谷「来週の課外授業。二宮先生と○○城の見学の引率宜しく」


 担任の梶谷先生… 俺と二宮先生… まだ教師になって2ヶ月だぜ?

 

 

 

/ 1063ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp