蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第243章 追憶のキミ 6
和也side
私立高校
和也「ヨウ! 松本センセ! アンタ熱血科学教師で生徒の評判なのに…… 相葉雅紀には対応が違うのってナンなの?」
潤「……そんなつもりねぇよ……」
和也「ふーん…… ま、いいけど……」
4月から、私立高校の教師として働き始めた俺。歴史を担当している
今、話題に出た、相葉雅紀(3年生)のいるクラスの、副担任を任されているんだけど
ちなみに、松本潤も同じクラスの副担任だ
俺と違って生真面目で、一生懸命生徒の指導してんのに……
たった一人の生徒には…… 俺からしたら、真っ直ぐな相葉を
何で苦手にしてんだろう? って不思議なんだけどさ……
話変わるけど…… あの日、お城で見掛けた少年には……
何回か行ったけど、会えないでいる……
──
梶谷(カジタニ)「来週の課外授業。松本先生と○○城の見学の引率宜しく」
担任の梶谷先生…… 俺と松本先生…… まだ教師になって2ヶ月だぜ?
智ide
智「マジっすか?」
近田(チカダ)「ああ。大野。城の城壁の漆喰塗りがしたいって言ってただろ?」
智「はい……」
言ったけど…… 将来いつか。城の城壁塗れたらなって……
こんなに早く夢が叶うなんて……
近田「真面目で丁寧な仕事するしな大野は。○○城の城の漆喰塗りの仕事の依頼を、頂いたんだ。俺の助手を頼む」
智「はい……」
親方に認められたのが、オイラ嬉しかったんだ
話変わるけど…… あの日、お城で見掛けた少年には……
何回か行ったけど、会えないでいる……