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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第243章 追憶のキミ 6


 5月

 翔side

 -翔の部屋-

 翔「雅紀…… 本当にその頭で学校行くの?」

 高校3年生の相葉雅紀

 俺より二つ年下の、母方の従兄弟。亡くなった俺の母親の、妹の子供

 俺には両親が居ない…… 理由は知らない


 雅紀「翔ちゃん、家に戻って来なよ」

 翔「お世話になるのは、就職決まる迄の約束だから…… バイトだけど…… 」

 雅紀「翔ちゃんだけが言ってる事でしょ? 父ちゃん、母ちゃんは翔ちゃんに一緒に暮らして欲しいんだよ? それに翔ちゃんは……」

 翔「雅紀…… ありがとう。もう少し頑張らせて…… 大部、どうすれば良いか掴んで来たから…… 来週からは、考えなくても何がどこにあるか知り尽くしたお城での仕事が決まったから大丈夫」

 雅紀「分かった…… 困った事があったら俺に言ってね。翔ちゃん」

(そりゃ不安だよ? けど…… 与えられた運命を受け入れて生きるしかないじゃん?)


 でも…… 今は大好きなお城で、警備員のバイトが出来る事への期待にウキウキしてんの









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