第229章 ずっといっしょ…27

　翔side

（ふぅ…… 気持ちいい）

　翔「ナンか上がりたく無い……」


　サトシくんと、カズくんの言うとおり…… 疲れ過ぎてんのかな？　お湯に浸かった途端気持ちと身体とか。凝り固まってたのがフニャァって溶けていくような感じで

　ブクブクブク

　翔「眠くなっちゃった……」


　-ガチャ!　バンｯ!-

　ピクﾂ ズルｯ

　翔「うわっ」

　バシャッ

　智.和也「翔ちゃん？!」

　ビックリさせ過ぎたのか…… お湯の中に翔ちゃんが…… 消えた瞬間の恐怖……

　智「翔ちゃん行かないでっ」

　オイラとカズは湯船に入ると

　グイｯ

　和也「翔ちゃん!　しっかりして!」

　急にお湯の中に吸い込まれて…… 怖くて……

　あ。グイって力強く…… サトシくんは右腕を、カズくんが左腕を…… 僕の腕を抱え込む様に支えていて……


　翔「う、怖いよ…… サトシくん、カズくん…… 僕を一人にしないでっ」

　和也「翔ちゃん？　大丈夫だよ？　一人にナンかしないから……」

　智「翔ちゃん？　大丈夫だよ？　一人にナンかしないから……」

　智「翔ちゃんと、カズとオイラは…… ずっといっしょだよ？」

　和也「翔ちゃんと、智にぃと俺は…… ずっといっしょだよ？」

　智.和也「約束したでしょ？」


　-寝室-

　ベッドに横たわっている翔ちゃん…… 安心した表情で……

　智.和也「翔ちゃん好きだよ」

　チュッ