第229章 ずっといっしょ…27

　和也「翔ちゃん。シャワーじゃ疲れ取れないからさ湯船に浸かっておいで？」

　智「翔ちゃん。オイラ達にもっと頼りな。家事は分担しよ？」


　あの後必死に謝って


　智.和也「意地悪しようと思ったんじゃないよ。翔ちゃんは一生懸命勉強してたっていうのに……」

　少しはオイラ達の

　少しは俺達の

　智.和也「ワガママ。お願いこっちを見てって言うね」


　そう伝えると翔ちゃん、大きくて美しい瞳からスーって

　右目から一筋涙を流して。ちっちゃく頷いてくれて

　気持ちを落ち着けて貰うのと、それに疲れからか、今一つ顔色の良く無い

　翔ちゃんが心配で

　お風呂に入るよう。進めて



　智「オイラ何やってんだろ？　翔ちゃん相手だと余裕無くて……」

　和也「俺もですよ。翔ちゃん相手だと余裕なんか無くて……」

　智「オイラ達、翔ちゃんに思いを伝えるトコからしなきゃ駄目なんじゃないか？」

　和也「肝心な事二人して伝えて無いね。それより…… 翔ちゃん風呂に入って何分だっけ？」

（19:30過ぎだよね？　今…… 20:15？　

　智.和也「翔ちゃん？」

　二人。顔を見合わせて…… 慌てて