蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第202章 エースの涙 番外編4
数年後
翔side
少年野球チームグラウンド
翔「凄いね。良い球投げるじゃん!」
和也、智、雅紀、潤さん
皆、あの日の夢を叶えたんだ
潤「翔! 左腕だるくて重くなったんだろう? 無理すんな! 見せてみろ」
潤さん…… カリスマ整体師って呼ばれてる
どうしても無理すると、左手に違和感を感じてしまう様になった俺
けど潤さんが、ケアしてくれるおかげで以前より全然良くなって
雅紀 「ごめーん! 翔ちゃん。遅れて!」
雅紀…… 小学校の教師になって、子供達から慕われる先生になった
願い通り、少年野球チームのコーチも務めている
あ、学校の先生だからね。雅紀。潤さんは、本業の整体師の仕事あるし
火曜.木曜.土曜の 練習の内、土曜日だけしか都合つかないからさ
だからコーチ
潤さんもコーチ
そして……
同じスポーツジムに就職した
俺と和也と智
和也と、智が同じ仕事選んだ理由
俺の左手、余り無理が利かないからさ。仕事に支障が出そうな時、さりげなく二人は助けてくれるんだ
和也『生半可な思いで決めたんじゃないです。俺は翔ちゃんの支えになりたいからスポーツトレーナーになるんです』
智『生半可な思いで決めたんじゃない。オイラは翔ちゃんの支えになりたいからスポーツトレーナーになるんだ』
そんな風な思いから、将来の夢を語ってた
和也と、智
初めは、何を馬鹿なって思ったけど。実際に『日常は今までと変わりなく』って医者に言われてたけど
やはり、どこか違和感は否めなくて
そんな時に、私生活でも、仕事でも二人が支えてくれて
俺は助かったし。嬉しかったんだ
何より心の支えになってくれて
子供達「和也監督ー!」
子供達「智コーチ!」
子供達「翔ちゃーん!」