蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第202章 エースの涙 番外編4
再び昨日の
翔&和也&智の会話
和也『スポーツトレーナーか。いいな。俺も翔ちゃんと同じ所に就職してさ、子供達に野球を教えよっかな?』
智『オイラも。全然夢が見えて来なくて困ってたんだけど…… 翔ちゃんと一緒に、スポーツトレーナーに。 子供達にも教えるし』
翔『そんな事言ってないで、自分の本当のやりたい事さだ探さなきゃダメだって』
──-
和也.智「俺達、本気だから……」
翔「和也…… 智……」
その瞬間、静かに涙した翔ちゃん……
それに何故か
相葉先輩と、松本先輩も泣いてるの
そして…… 俺も
そして…… オイラも
翔side
俺に、真っ直ぐな想いを伝えてくれた和也と、智
まだ少し、怖い想いもあるけど
俺も、真っ直ぐな想いを
二人を信じたいから……
和也side
あの将来を誓い合った日から、翌年の甲子園予選
俺、エースとして投げたんだけど3回戦で負けちゃって……
オイラと、二宮の力不足で翔ちゃんを(相葉先輩)を甲子園に連れて行ってあげられなかった……
そして…… ラストチャンスの3年の夏
審判『3アウト! ゲームセット!』
アナウンサー『 甲子園優勝は! 山風学園高等学校です!』
必死に1年間、力を付けるために練習して。トレーニングして
ついに甲子園で優勝することが出来たんだ……
俺はエース。 ピッチャーとして
オイラはキャプテン。キャッチャーとして
翔.雅紀.潤「ありがとう。おめでとう」
泣いて喜んでくれた3人……
俺達(オイラ達)5人固く抱き合って涙したんだ……