蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第202章 エースの涙 番外編4
昨日の
翔の部屋での
翔&和也&智
のやり取り
和也 『翔ちゃん、いい加減に服着ないと風邪引いちゃうよ?』
翔『ん、分かった……』
翔ちゃんってば、風呂から上がった後、暑いってスウェットのズボンだけ履いて上半身裸なんだよね……
智 『翔ちゃん、冷房効いてるからさ…… てか、さっきから何やってんの?』
翔『あ! やべ口聞いちゃった! あっ! あった!』
和也.智『しょ、翔ちゃん? どうしたの?』
俺と大野さん(オイラと二宮に)
翔 『もう。ばか。許さないもん』
って。ちょっとプリプリしていた翔ちゃんが
パソコンをしながらさ、急に叫んだから
俺と、大野さん慌てて傍に駆け寄ったんだけど……
翔『ねえ! 和也! 智! 見てよ。見つけたの! トレーナーの仕事! ジムでさ、お客様に合ったメニューを考えたり、怪我をした人のケアをしたり。無理な運動で体を壊さない様にアドバイスしたり。俺の様になる人が少しでも…… 手助け出来たら……』
和也.智『翔ちゃん……』
翔『でね。このジム少年野球チーム持っててさ、俺ね、子供達と 楽しく野球したいな。やっぱ野球から離れられないから…… 俺。マネージャー兼トレーナーみたいな仕事もあるって!』
和也『翔ちゃん、良かったね。俺翔ちゃんが笑ってくれるのが 嬉しいの』
智『うん。翔ちゃんには涙なんか似合わないもん。ホント良かったね』
翔『和也…… 智…… ありがとう。二人は? 甲子園目指してプロ野球選手とかになるの?』
──-
雅紀「サスガ翔ちゃんだね。自分で道を切り開いて…… 良かった……」
潤「そっか…… 翔…… 頑張れ」
雅紀「俺その少年野球チームの監督になれないかな?」
潤「じゃあ俺は? コーチになろうかな。二宮と、大野は?」
和也.智「そんなの! 言わずもがな! ですよ!」
翔 「マジでそんな理由で…… 将来を決めたのかよ?」
和也.智「翔ちゃん……」
他の部員達にアドバイスしてた
翔ちゃんが俺達の所にやって来て……