蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第199章 エースの涙 番外編1
潤side
野球部合宿中
その年の夏は…… あの練習試合の為、1年間の対外試合禁止を…… 俺達は命じられたんだ……
高校3年の俺は甲子園の夢が…… 絶たれた事に……
翔「松本先輩、本当にごめんなさい。俺のせいでっ」
やっぱりね。翔の性格じゃそう思っちゃうよな
潤「翔、お前って奴は…… お前が一番の被害者なんだぞ? そりゃ確かに甲子園の予選に出られないのは…… 悔しく無いって言ったら嘘になるけど…… 」
翔…… 大きな瞳に涙浮かべて聞いているんだけどさ……
左sideから二宮と、大野。右sideからは、相葉の視線が…… 痛い
潤「翔、俺さ……」
雅紀side
俺、別にね? 潤先輩と翔ちゃんが話すのは構わないんたんだよ?
潤先輩のさ、翔ちゃんへの想い(淡い恋心.心配とか)の強さ…… 分かってるもん
只の俺の焼きもち。潤先輩は俺の恋人なんだからっ…… っていうね?
回想
雅紀と潤が結ばれた日
潤『俺、翔を守ってやる事が出来なかった』
雅紀『潤先輩…… 』
静かにね。潤先輩涙流してんの。俺もらい泣きしそうだったけど…… 泣いちゃ駄目! きちんと受け止めてあげなくちゃ! って踏ん張って
潤『雅紀、俺整体師になる。初め、スポーツとかで肘とか故障した人。直す仕事にしようか? とか思ったけど。一般の人、若い人からお年寄りまで。痛み等で苦しむ人全ての人達を…… 今この時、俺は翔を治してあげる事が出来なかった。それがスゲぇ悔しくてだから……』
雅紀『うん…… ホント悔しいよね。潤先輩なら患者さんの事を一番に考える、素晴らしい整体師さんになれるよ』
潤『雅紀は? 先生? お前の方が誰よりも優しいから…… 子供の事を優しく包み込む様な良い先生になれるよ』
って
潤先輩と俺、将来の事について話し合ったんたんだ