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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第198章 エースの涙 恋人達編 4



 翔side

 和也.智「翔ちゃん、俺(オイラ)の事も和也(智)って呼んで下さい」

 二宮と大野に、俺の事を翔ちゃんて呼ぶ事を許した途端図々しくさ……

 そんな感じで、二人のおかげか。何か全然怖くねぇなとか

 思ってたんだけど……

 生まれたままの姿にされて、ベッドに横たえられて

 和也と智の唇が俺の体に触れた途端……

 翔「や…… 怖い…… 辞めてくれっ和也っ、智っ」

 あの時の…… あの日の恐怖。橋本先輩に触られた瞬間のザワザワとした気持ち悪い感覚が蘇って来て……


 和也.智side

(和也)俺、翔ちゃんに初めて『和也』って呼ば れた瞬間…… 本当どうしようもないバカだよね? こんなにも怖がっている翔ちゃんなのに

 嬉しいとか思っちゃってさ

(智)オイラ、バカな事思っちゃったんたんだよね? 翔ちゃんさ、すげーぇ怖がってんのにさ、初めて『智』って呼ばれてさ

 嬉しいなんてさ


 翔side

 怖くて堪らなかったのにっ

 何で二人同時に攻めてくるんだよ? 

 和也に、鎖骨を舐められたり、胸の飾りを舐められたり、指で摘まれたりっ

 智に、足の指舐められたり、踝やふくらはぎ、太ももの内側を舐められたりっ

 翔「やめっ…… カズナリっ、脇腹 舐めんなよぉ。サトシっ、太もサワサワって撫でないでぇ」

 何でだよぉ? 怖いより、何かムズムズとした変な 感覚がするっ

 カズナリとサトシの愛撫…… 弱いトコばっか攻めて来てっ

 和也.智「ショウちゃんの怖いの。取り除いてあげるね?」

 って称して…… すげぇ執拗で

 和也「ショウちゃん? どう? 怖いのどっかいった? 感じてくれてるよね?」

 智「ショウちゃん、凄い声が甘くなって来たもんね?」

 翔「カズナリっ、サトシっ、 優しくしてくれって 言ったじゃんかぁ。分かってんなら変な事言うなぁ」

 和也.智「ごめんね? ショウちゃん。ショウちゃんがあまりにも扇情的で美しくて……」


 ショウちゃんが怖くない様に…… ポッテリとした魅惑の唇にキスを落として

 美しい身体、くまなく紅い花びらを咲かせて……

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