蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第180章 エースの涙 7
高校入学後の野球部の初練習日……
潤「ヨシ! 1年生。集合してくれ!」
松本先輩が、オイラ達一年を呼んだんだけど
オイラ勝手にさ、今日は初日だし? 一年坊主だから、する事ねぇんだろうなー
って。勝手にさ
潤「これから、君達のバッティングフォーム。守備力を。チョッとした事しか、しないから。緊張せずにさ。見せてくれるかな?」
一年生「はい!」
そこにさ。凄い綺麗な
櫻井先輩
も。オイラ達の方へ来ると
翔「俺からも良いかな? 俺のしてる事は気にせずに。気になるだろうけど…… 無視して普段の自分達の力を見せてくれる様に」
何か面白い言い回しだなって。 オイラ
で。最初に、バッティングを。ただバットを振る。フォームの確認だけで無く
潤「実際にボールを打って、ヒットと仮定して、一塁の方へ走るとこ迄さ、やってくれ」
って。言われたんだけどさ……
マズイ…… オイラマジで、野球なんてした事無いからさ……
『一塁』?
って。言われても分かんない訳よ
オマケにさ?
オイラから?
って
ウソダロ?
フト。櫻井先輩の方見ると、ビデオカメラを構えててさ
ヨシ! 腹をくくるしか…… ないよね?