蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第171章 秘密の館の秘密の住人 恋人達編2
翔side
表でね
頑張ってるね
言うけどさ
裏で無自覚
思って無いよねっ
て人が多すぎ……
だから無責任に人を傷付けても気が付か無いんだ……って
時々、家に来る大人達を
そう思ってた……
けど……
カズくんと、智くんと、雅紀くんと、潤さんは信じられる
だって
僕を、無条件で愛してくれたから……
翔と和也と智
和也の部屋
翔「僕、お母さんの最後を覚えてないなんて…… 親不孝だよね?」
私は、翔ちゃんに、何て言ってあげれば良いか。分かんなくて。切なくて
私は潤叔父上や、父上達に話して貰おう。そう言いながら。切なくて
後日、潤叔父上が、話してくれた真実に翔は大号泣して
それでも
翔「お館様と、潤さんは僕と、雅紀くんを大切に守る為に…… このお屋敷に来た時は、必要とされない人間ならば、消してくれれば良いのににって…… ずっと思ってた。けど、お館様に愛されてた…… もうそれだけで……」
そんな事を言った、翔ちゃんが愛しくて
そんな事を言う、翔が愛しくて
オマケに
翔「僕ね。和也くんが僕の事、翔ちゃん。って呼んでくれたのが嬉しくて。立場上仕方ないんだろうけど、その壁を取っ払って接してくれる様になったのが嬉しいの。智くんだって、素性の分からない僕を初めから、翔。って暖かく迎えてくれて…… 二人には凄い感謝してるの」
とかさ…… あり得ない可愛いさに
智「クラクラする……」
和也「クラクラしますね……」
想いが益々 強くなっていったんだ
父と親子の名乗りを上げて、父が本当に翔を愛していると
お舘様と親子の名乗りを上げられて、お舘様が本当に翔ちゃんを愛していると
二人が
お二人が
涙しながら抱き合う姿を見て
私、和也、潤叔父上、雅紀、和也
の親父さん、美貴子さん、皆で泣いたんだ
私、智様、潤様、雅紀様、私の父
、吾妻さん、皆で泣いたんだ
智「ショウ…… 大切な話がある。私はショウを愛している」
和也「ショウちゃん。 驚かないで下さいね? 私はショウちゃんを愛しています」
翔「愛?」