第168章 秘密の館の秘密の住人 真実編3

　潤「兄は17年前の事を踏まえて、今の今まで隙など見せなかったのに…… 姉上の雅雄さんに対する思いや、雅紀への愛。翔香さんの翔への愛…… 犯人はそんな大事な事失念していた為に…… 脅しを受けたからと言って…… 刺された後、二人暫くは…… 美貴子さんに雅紀を翔を頼む。智と和也も守ってと…… 大野家を奪う権利等は主張しない。けど、子供達を傷つける様な事があったら許さない。あなた達の事は、お館様に…… そう言ったのだと……」

　和也「私の事迄、気に掛けて下さったったのですね…… 子供達を傷付ける。その様に言われ抵抗して」

　潤「姉は、紀代はそういう方だった…… 翔香さんに子供が出来たと聞いてもそれまでと変わらぬ態度で接した」

　智「美貴子さんも優しいから。きっと私の事を支えてくれる事になった和也の事を、翔香さんや叔母上に話していたのだろうな」

　雅紀「ボクを守る為にお母さんは……」

　翔「僕を守る為にお母さんは……」

　母親の無償の愛 子供の為に

　例え自らの命を失う事になっても守りたかった

　潤「雅紀と、翔のせいでは無い……」