• テキストサイズ

蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第163章 秘密の館の秘密の住人 13


 智様と、私はそれぞれ疑問に思っている事を、智様はお館様に。私は父に聞こうと思っていたんですが

 私と、和也はそれぞれ疑問に思っている事を、和也は親父さんに。私は父上に聞こうと思ってたんだが

 少し、父もお館様も、お屋敷に戻られるのが遅れるらしくて

 だったら、翔の部屋にいつもの入り口じゃなく

 もう一つの入り口から訪ねて行って、驚かしてやろう

 そう思って……

 美貴子「智様! 和也くん!」

 もう一つの出入り口は、翔様の部屋と厨房を繋いでいる筈! と踏んで

 厨房脇の物置にある、階段下に立って

 智「恐ろしく急な階段だな……」

 和也「本当ですね。翔ちゃん落ちたりしなきゃ良いですけど……」

 そんな事を、智様と話してたら、メイドの、吾妻さんが血相変えて私と智様に声を掛けて来た訳で

 智「美貴子さん? どうした? 翔に関係あることなのか?」

 美貴子「申し訳ございませんっ! 翔ちゃんと雅紀くんがっ、拐われてしまいました…… どう調べたのか 秘密の抜け穴を知っていました。お願いしますっ。お館様と対立されている方達です…… 私止める事出来なくて。本当に申し訳ございませんでした」
/ 1063ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp