蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第145章 夢でしか逢えない 16
雅紀「雅紀って呼んでくんないかな? ズルい大人の言葉をもう一つ。俺ね、ラン愛学園の副理事長なんだよね。親父が理事長。だから何も心配いらない。自分が先生の家に出入りしたら、俺の立場とか悪くなる! とか、考えたんだろ? 心配いらないからね。オマケに停学になった2人ね退学するって。自分達の方から申し出てきた。ラン愛学園合わないんだから、海外の学校に留学にするとか言ってたしね。その方がいいんじゃないの?」
潤(……)
雅紀「潤、ごめんね。純粋なお前には 俺みたいなずるい大人は理解できないよな? けどこの間も言った通り、夢でしか逢えないのはイヤだから。俺の傍に一生居て欲しい。俺は潤好き」
潤「雅紀センセは、ズルくない……」
雅紀「ありがとう……」