蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第144章 夢でしか逢えない 15
気付いたら、オイラの家のリビングに居たんだけどさ
翔「ゴメンナサイ。勝手に付いて来ちゃって。僕帰りますね」
クスっ
オイラカズ、冷静さを取り戻しちゃった翔ちゃんなら
あぁ、そう言うだろうねぇ(笑)
って、思わず笑っちゃったんだけど
智くんの笑った意味、俺と同じなんだろうね(笑)
翔ちゃんは、ムッとしながら
翔「何が可笑しんですか?」
って
チュッ
翔「ナンで? キス?」
和也.智「翔ちゃんと夢でしか逢えなくなるの嫌だからかな……」
翔「何言ってるか、良くわかんないよ……」
キスって言ってもさ。軽いリップキスなんだけどね?
ちっちゃく、嗚咽を漏らしている翔ちゃん
初めてだね? ここまで
俺に
オイラに
心を開いてくれたのは
俺翔ちゃんが、愛おしいなって……
オイラ翔ちゃんが、愛おしいなって……
和也「翔ちゃん、俺が翔ちゃんを守るから……」
智「翔ちゃん、オイラが翔ちゃんを守るから……」