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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第679章 涼やかな風.美しき優しい華(花)たちへ 2 恋人達編5


 こんな時に短気の虫や、負けず嫌いを発動させなくたっていいのにな……って違う。

 俺は、今度はちっちゃく深呼吸すると。

 チュッ。

 智.和也「ショウちゃんっ、何してんのっ?」


 サトとカズが慌てたように叫んでる。俺がサトの胸の飾りにキスを落としたから。

 サトは慌てて、俺の両頬を両手で挟んで顔を上げさせて。カズは、俺の左腰に左手を添えて来たけど、無理に引き剥がすような事はしなくて。


 翔「何って。今まで焦らし続けて待たせたんだから、 俺、二人に返していかなきゃなんないもん」


(短気の虫や、負けず嫌いからじゃない。俺がしたくてしたんだ)

 智「ショウちゃん間違がってるよ! ショウちゃんが返す為! って言うなら、オイラ達だって、ショウちゃんに一方的な想いをブツケて来たんだからっ! 」

 和也「ショウちゃんは、悩み事を聞いてくれたり、精神的な面で俺達を支えてくれてたんすよ?」

 智「ショウちゃん声荒げてごめんね。三人が、それぞれに自分の『愛を伝え合って』て来たんだからね?」

 和也「ショウちゃん、三人の気持ちが一つになったなら、 新しい三人の『愛の形』を 作り上げて行きましょう?」


 翔「カズとサトと俺の新しい『愛の形』……うん」




 涙が出た……













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