蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第675章 涼やかな風.美しき優しい華(花)たちへ 2 恋人達編1
潤side
(可愛いって言われる事に、抵抗する俺の気持ちを考えてくれて。一応……小声だけど聞こえてるし。)
潤「マサキにぃ、聞こえてっから。 俺は、一人遊びとか好きだったんだ」
雅紀「うん」
潤「なのに、マサキにぃは勝手に『一人じゃいちゃダメ』って、いじり倒して来てさっ。気が付いたらマサキにぃに構われて、守られる事に心地好さを感じるようになってたじゃんか!」
雅紀「ジュン……」
潤こ、こんな時だけ……もう、変な意地とか張んないからぁ。意地悪すんなよォ」
(俺支離滅裂だ。)
雅紀「ジュン?俺が主導権を握っても良いって事?」
なんで分かんないんだよっ。 思わずジト目でマサキにぃを 睨んでた。
潤「なんで分かんないんだよっ。 好きにしろって言ってんだろっ!」
雅紀side
ジト目でジュンに睨まれたし。
けど、ゴメン。ジュン。
ただ、ジュンが 言葉はきついけど、顔真っ赤にして照れ隠しで叫んでるのが可愛くて……… そんな可愛い事を言ってくれちゃうジュン可愛くて……
雅紀「ゴメン。ジュンが可愛ゆ過ぎて健気だから、つい」
ボッ
瞬間本当に、ボッって聞こえた気がするくらい、 超真っ赤になったジュン。
雅紀「好きにするより、優しく愛してあげるね」
潤「マサキにい、ばかっ」
照れてるジュンにキス。
小声で。
「早まった……」
って呟いたジュンに
雅紀「愛しているよ、ジュン」
囁いた……