蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第672章 涼やかな風.美しき優しい華(花)たちへ 2-11
『とりゃ~』『とりや~』『とりや~』
俺の子供の頃の映像なんかを持ち出して来てさ……
母さん辞めてくんない?
子供の頃から優しくて。敵役を喜んで引き受けてくれた、雅紀にぃと、潤にぃを相手に、ヒーローの役をブン取った 俺が得意げに。
『とりゃ~』『とりや~』『とりや~』って、 暴れまくってる映像が流されてさ。
智「超可愛ぇ。翔ちゃん(笑)」
和也「ホント可愛いっすねぇ。翔ちゃん(笑)」
カズとサトに見られた……ニヤニヤすんなや。
潤「可愛かったよなぁ。翔」
雅紀「天使みたいに可愛かったんだよねぇ。翔」
雅紀にぃ、潤にぃ、恥ずかしいから辞めて。
翔汰「この頃翔に逢えて幸せだ……」
翔花「貴方…… この先の人生で、翔の幸せを祈って 。見守ってあげて下さいな……」
翔汰「……ありがとう……翔花」
父さんの、後悔を滲ませた想い。
母さんの、優しい気遣い。
少し立ち直ったけど……
なんか、すげぇ疲れる二日間だったな……